寺ノ脇遺跡(読み)てらのわきいせき

日本歴史地名大系 「寺ノ脇遺跡」の解説

寺ノ脇遺跡
てらのわきいせき

[現在地名]松江市手角町 寺ノ脇など

中海北岸の低地にある縄文弥生古墳・奈良の各時代にわたる集落遺跡。昭和四三年(一九六八)末より約一ヵ月間調査が行われた。部分発掘のため全体の様子は不明であるが、上下三層においてそれぞれ生活面がとらえられ、山裾湖岸の低地の境一帯にかけて長期にわたって集落が存在したものと思われる。発見された遺物縄文土器弥生土器土師器須恵器石器・土錘・土馬などで、縄文土器は前期前葉のものが多く、中・後・晩期のものも少量ある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android