寺尾市四郎(読み)てらお いちしろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寺尾市四郎」の解説

寺尾市四郎 てらお-いちしろう

1807-1878 江戸後期-明治時代陶工
文化4年生まれ。尾張(おわり)瀬戸の2代川本治兵衛の弟子。安政3年近江(おうみ)(滋賀県)彦根藩湖東窯の職人頭となる。文久2年廃窯となると尾張にかえり,愛知郡川名に窯をひらいて加藤新七の川名焼を再興した。五郎(朗)焼ともいう。明治11年6月10日死去。72歳。名は市四朗ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android