デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寺島しのぶ」の解説
寺島しのぶ てらじま-しのぶ
昭和47年12月28日生まれ。7代尾上菊五郎と富司純子の娘。青山学院大在学中に劇団文学座研究生となり,平成5年初舞台。8年「華岡青洲の妻」で芸術祭新人賞をとるなど舞台女優として活躍。15年映画デビューし,「ヴァイブレータ」「赤目四十八滝心中未遂」で東京国際映画祭優秀女優賞,日本アカデミー賞優秀主演女優賞,ブルーリボン賞主演女優賞など日本映画賞の同年度の主演女優部門全ての賞を,また「世阿弥」などで16年読売演劇大賞最優秀女優賞を獲得した。19年「書く女」で朝日舞台芸術賞,読売演劇大賞。21年シアタークリエ「私生活」の演技で芸術祭賞優秀賞。22年若松孝二監督の映画「キャタピラー」でベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)。23年「キャタピラー」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞,毎日映画コンクール女優主演賞,ブルーリボン賞主演女優賞。京都府出身。本名は寺嶋グナシア忍。