寺請(読み)テラウケ

デジタル大辞泉 「寺請」の意味・読み・例文・類語

てら‐うけ【寺請】

近世庶民がキリシタン信徒ではなく檀徒であることを、その檀那寺だんなでらに証明させた制度
寺請状」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「寺請」の意味・読み・例文・類語

てら‐うけ【寺請】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、キリシタン信徒ではなく檀徒であることを、檀那寺に証明させた制度。
    1. [初出の実例]「人間のすめる此世はかりの宿 たつる町請寺請(テラウケ)の状〈貞晨〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一〇)
  3. てらうけじょう(寺請状)」の略。
    1. [初出の実例]「また参りますも大儀じゃほどに、頼みます、寺請を」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)五)

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