対中遺跡（読み）たいなかいせき

日本歴史地名大系「対中遺跡」の解説

対中遺跡
たいなかいせき

[現在地名]三田市相生町

武庫（むこ）川中流域右岸の三田盆地南縁部に位置し、標高約一二〇メートルの埋没自然堤防上に立地する。縄文時代後期から近世に及ぶ集落遺跡で、その最盛期は平安時代後期―鎌倉時代初頭。昭和五九―六一年（一九八四―八六）に発掘調査が行われた。弥生時代前期の遺構には井堰や水田跡があり、弥生後期の遺構は土壙一二基が発見されている。奈良時代の遺構は掘立柱建物跡三棟。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報