対校(読み)タイコウ

デジタル大辞泉 「対校」の意味・読み・例文・類語

たい‐こう〔‐カウ〕【対校】

[名](スル)
学校と学校とが対抗して競技などを行うこと。「対校試合」
古典などの、異本どうしをつき合わせて校合きょうごうすること。「三種写本対校する」
原稿または前の校正刷りとつき合わせて誤りを正すこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「対校」の意味・読み・例文・類語

たい‐こう‥カウ【対校】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学校と学校とがある事柄について対抗して行なうこと。
    1. [初出の実例]「早稲田中学対早稲田実業の対校(タイカウ)レースも人気ものの一つで有るが」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉十月暦)
  3. 古典などに二つ以上系統のちがった本がある場合、それを対比して校合(きょうごう)すること。
    1. [初出の実例]「覆位元興寺沙門 善覚対校」(出典:古経題跋(1863)上)
    2. 「われ等の知る所では完全なる原本は二部しかない。米山堂の複製本は此の二部の所有者の許諾を得て、二部を対校して重刊したのである」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉出版上の道徳)
  4. 原稿または前の校正刷などと比べ合わせて校正すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android