対照法(読み)タイショウホウ

デジタル大辞泉 「対照法」の意味・読み・例文・類語

たいしょう‐ほう〔タイセウハフ〕【対照法】

修辞法の一。相反する事物を対照させて、両者状態をいっそうはっきりさせる技法をいう。「月とすっぽん」「提灯釣鐘」の類。

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精選版 日本国語大辞典 「対照法」の意味・読み・例文・類語

たいしょう‐ほうタイセウハフ【対照法】

  1. 〘 名詞 〙 相反する事物または程度の異なる事物を対照させて、両者の状態を一層はっきりさせる修辞法。〔新文章講話(1909)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対照法」の意味・わかりやすい解説

対照法
たいしょうほう
antithesis

相反した事物や対立する事物を並べて,両者の対照的な状態を一層鮮明にし強調する修辞法。文学的手法としては特に古典主義詩人が好んで用い,風刺的な機知を発揮する手段となった。

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