寿国寺跡(読み)じゆこくじあと

日本歴史地名大系 「寿国寺跡」の解説

寿国寺跡
じゆこくじあと

[現在地名]鹿児島市武三丁目

元持山と号し、本尊釈迦如来であった。享保一四年(一七二九)鹿児島藩主島津吉貴が西田にしだ村にあった真言宗地蔵院(了性寺末)を移し、僧玄黙に命じて再興、黄檗宗寺院とした。招請開山は隠元。寺領四八〇石(要用集)。総門を入ると天王殿があり、「栴檀林」の扁額は隠元の書と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android