日本大百科全書(ニッポニカ) 「専慶流」の意味・わかりやすい解説 専慶流せんけいりゅう いけ花流派。元禄(げんろく)年間(1688~1704)の立花の名手富春軒仙渓(ふしゅんけんせんけい)を祖とする。仙渓は桑原と称し、1669年(寛文9)に創流し『立花時勢粧(りっかいまようすがた)』を著す。仙渓以後は代々桑原家に継承されたが、13世家元が1868年(明治1)に没し家系が絶え、その後西阪家によって継承されることになり、西阪専慶が現在の家元となっている。古典立花をはじめ生花、自由花、現代花と新時代の感覚も取り入れて活躍している。[北條明直] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例