日本大百科全書(ニッポニカ) 「将棋の格言」の意味・わかりやすい解説
将棋の格言
しょうぎのかくげん
〔玉に関するもの〕
▽居玉は避けよ
▽玉は囲いに入れよ
▽対振飛車は二段玉
▽桂先の玉攻めにくし
▽玉は下段に落とせ
▽端玉には端歩を突け
▽玉の早逃げ八手の得
▽角筋に玉を置くな
〔飛・角に関するもの〕
▽飛先歩交換四つの得あり
▽角交換は振飛車側の損
▽二段飛車に詰めなし
▽香頭の飛車鋭し
▽浮き飛車は攻め、引き飛車は受け
▽序盤は飛車より角
▽竜は敵陣に使え
▽横歩取り三年の患い
▽角交換に5筋を突くな
▽遠見の角に好手あり
▽持久戦は角が主役
▽馬は自陣に引け
▽馬は金銀三枚の価値
〔金・銀に関するもの〕
▽一段金に飛車捨てあり
▽金底の歩、岩より固し
▽二枚金、形は横より縦
▽金は斜めに誘え
▽金なし将棋に受け手なし
▽銀は千鳥に使え
▽玉の腹から銀を打て
▽銀は不成りに使え
▽銀頭は急所
〔桂・香に関するもの〕
▽桂の不成りに好手あり
▽桂先の銀定跡なり
▽桂は控えて打て
▽桂の高飛び歩の餌(え)じき
▽三桂あって詰まぬことなし
▽下段の桂に力あり
▽桂馬に弱い美濃(みの)囲い
▽香は下段から打て
〔歩に関するもの〕
▽序盤は奇数の歩を突け
▽手のないときは端歩を突け
▽歩越し銀には歩で受けよ
▽一歩千金
▽手どくより歩どく
▽仕掛けは歩の突き捨てから
▽歩のない将棋は負け将棋
〔その他〕
▽浮き駒に手あり
▽位(くらい)の奪還合わせの手筋
▽位をとったら位の確保
▽公卿(くげ)の位倒れ
▽5五の位は天王山
▽はめ手にはまるな
▽敵の打ちたいところに打て
▽両取り逃げるべからず
▽寄せは俗手で
▽詰めより必至