デジタル大辞泉
「手筋」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
て‐すじ‥すぢ【手筋】
- 〘 名詞 〙
- ① 手のひらに現われたすじ。てのすじ。
- ② 文字や絵画をかくことの巧拙の素質。てのすじ。また、武芸・芸事などの天分。
- [初出の実例]「惣じての女郎の手筋、ふみづらは、嶋原より当所は、遙にをとれり」(出典:評判記・満散利久佐(1656)高天)
- ③ 流派の門人として、師から相伝される技法。また芸風。
- [初出の実例]「何れの道もかく有べけれど、俳諧は其手筋と、心がけにてはやくだれり」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)跋)
- ④ 手の運びの順序。筆法。
- [初出の実例]「御意にまかせ、筆拍子得たれば各別手筋を違て書上る」(出典:浮世草子・本朝桜陰比事(1689)五)
- ⑤ 手段。てだて。方法。てがかり。
- [初出の実例]「学問は〈略〉手筋(テスジ)よく学びぬれば、すこし学びてもその益大なり」(出典:町人嚢(1692)一)
- 「今夜爰に泊った客で、敵の手筋が知れさうな」(出典:浄瑠璃・伊賀越道中双六(1783)六)
- ⑥ 世話を頼む人。つて。てづる。
- [初出の実例]「俄に浮世もやめがたく手筋(テスジ)聞出し長崎屋伝九郎を頼み」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)一)
- ⑦ むき。方向。関係する方面。支配する方面。
- [初出の実例]「朝鮮表御無事之儀、加藤主計殿手筋にて可二相済一歟」(出典:島津家文書‐慶長三年(1598)八月二二日・宮本豊盛徳永寿昌連署起請文前書案)
- ⑧ 囲碁や将棋で、ある局面で必要にして有効な着手。また、ある形で好手と好手が連なるさし手。
- ⑨ 取引市場で、売買する人の種類をいう語。手口。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 