尋繹(読み)じんえき

精選版 日本国語大辞典 「尋繹」の意味・読み・例文・類語

じん‐えき【尋繹】

  1. 〘 名詞 〙 物事意味などを追究すること。たずね調べること。研究すること。
    1. [初出の実例]「尋繹凡夫機利鈍、混成楽処善因縁」(出典:菅家文草(900頃)四・仁和四年自春不雨府之少北有一蓮池)
    2. 「其の原理を尋繹敷して」(出典真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺日本人本質)
    3. [その他の文献]〔漢書‐黄覇伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「尋繹」の読み・字形・画数・意味

【尋繹】じんえき

たずねきわめる。〔漢書循吏、黄覇伝〕(諸令)初め煩碎なるが(ごと)し。然れども力能(よ)く之れを推行す。民の見る、語繹し、它(た)(他)の陰伏を問ひ、以て相ひ參考す。

字通「尋」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android