小京都(読み)ショウキョウト

デジタル大辞泉 「小京都」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きょうと〔セウキヤウト〕【小京都】

京都に類似した特色をもつ地方の小都市。多くは山に囲まれていて、寺社、特に五重塔があり、地域中央を川が流れる。秋田県仙北市角館かくのだて地区、岐阜県高山市など。→小江戸

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精選版 日本国語大辞典 「小京都」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きょうと セウキャウト【小京都】

〘名〙 京都によく似た特徴をもつ地方の小都市。

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世界大百科事典(旧版)内の小京都の言及

【祇園祭】より

…山鉾の巡行は応仁の乱でいったん中絶するがのち復興,南蛮文化の流入にともない山鉾の装飾はいっそう豪華になり,江戸時代を通じてたびたびの大火にあいながら,また近代以後さまざまな改変が加えられたが,よく今日に盛観を伝えている。 なお室町時代以降,各地の大名が京都をまねた町作りを行い,いわゆる〈小京都〉の出現をみるが,その際,京都のシンボルとして祇園社が勧請され,それにともなって祇園祭の様相も導入される場合が多く,京都の祇園祭の地方都市への伝播が進んだ。ことにその中心をなす山鉾は地方都市の祭礼に大きな影響を与え,祇園社勧請の有無を問わず,山車(だし)のでる祭りの形態を全国に普及させることとなった。…

※「小京都」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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