日本歴史地名大系 「小倉原村」の解説 小倉原村おぐらはらむら 徳島県:阿波郡阿波町小倉原村[現在地名]阿波町 小倉(おぐら)・東正広(ひがしまさひろ)・西正広(にしまさひろ)・北正広(きたまさひろ)・真福寺(しんぷくじ)・東条(とうじよう)など伊沢(いさわ)村の北西に位置する。伊沢村から分立し、元和二年(一六一六)に庄屋が置かれたと伝える。正保国絵図では「小倉原村」として高一一石余新田と記されるが、寛文四年(一六六四)の郷村高辻帳には記載がない。天和二年(一六八二)の蔵入高村付帳では村名がみえ、高四石余。同年に庄屋が置かれたという(阿波郡誌)。「阿波志」によれば、土田は下等、反別二一町三反余、高五六石余のうち弱半は采地、家数三三。文化一〇年(一八一三)の高都帳では高五六石余。旧高旧領取調帳では蔵入地三一石余で、高二五石余が片山弥左衛門ら二名の知行。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報