小六染(読み)コロクゾメ

デジタル大辞泉 「小六染」の意味・読み・例文・類語

ころく‐ぞめ【小六染】

紅白左巻きで、馬の手綱に多いだんだら染め。江戸時代歌舞伎役者嵐小六舞台衣装に用いたのが始まりという。手綱染め。

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精選版 日本国語大辞典 「小六染」の意味・読み・例文・類語

ころく‐ぞめ【小六染】

  1. 〘 名詞 〙 紅白左巻きの手綱染。延享(えんきょう)一七四四‐四八)ごろの俳優、嵐小六がはじめたものという。一説に、小六という馬方のはじめたものとも。
    1. [初出の実例]「又、小六染といふも、むかしより有来(ありきた)る左巻にて」(出典談義本・八景聞取法問(1754)二)

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