小切り子(読み)こきりこ

精選版 日本国語大辞典 「小切り子」の意味・読み・例文・類語

こ‐きりこ【小切子・筑子】

  1. 〘 名詞 〙 日本の民俗楽器の一つ。長さ二〇センチメートルぐらいの筒竹二本を、両手一本ずつ持って打ち合わせる。こきりこ歌を始め、各地盆踊り綾子踊(あやこおどり)などで用いられる。古くは放下僧(ほうかそう)の用いたもの。
    1. 小切子〈七十一番職人歌合〉
      小切子〈七十一番職人歌合〉
    2. [初出の実例]「次早歌、八撥こきりこ度々被打、其芸皆以神也妙也」(出典看聞御記‐永享八年(1436)正月二八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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