小判草(読み)コバンソウ

デジタル大辞泉 「小判草」の意味・読み・例文・類語

こばん‐そう〔‐サウ〕【小判草】

イネ科一年草。高さ30~40センチ。夏、小判形をした穂を垂れ、熟すと黄緑色になる。ヨーロッパ原産で明治年間に渡来。たわらむぎ。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小判草」の意味・読み・例文・類語

こばん‐そう‥サウ【小判草】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科の一年草。ヨーロッパ原産で、観賞用として花壇庭園に植えられるが、逸出して野生化もしている。稈(かん)は叢生し、高さ三〇~六〇センチメートル。葉は線状で、長さ八~二〇センチメートル、幅七ミリメートルぐらい。夏、稈の先に少数の枝を出し、先端から長さ一~二センチメートルの扁平な卵状の小穂を垂下する。小穂は初め緑色だが熟すと黄緑色に変わる。たわらむぎ。おおすずがや。むぎらん。おおゆれくさ。《 季語・夏 》 〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「小判草」の解説

小判草 (コバンソウ)

学名Briza maxima
植物。イネ科の一年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android