小吉松村(読み)こよしまつむら

日本歴史地名大系 「小吉松村」の解説

小吉松村
こよしまつむら

[現在地名]植木町とどろき

後古閑うしろこが村・田原たばる村・船底ふなそこ村の南、東は下滴水しもたりみず村、西は那知なち川を境に玉名たまな二俣ふたまた(現玉東町)に接する四方が谷の台地上の村で、もとは前原まえばる村を含む。高瀬たかせ往還が北部を、舞尾もうの村から分岐する耳取みみとり往還が南部を通る。慶長一三年(一六〇八)検地帳では田二八町三反・畠七〇町五反四畝余・屋敷三町九反一畝余、分米九一二石余、家数一一一・人数一七六、馬牛三七の大村で、下ケ名には、ととろき・なか谷・とい(土居)のうち・やなき迫・かまちかたになどがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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