日本歴史地名大系 「小室浅間神社」の解説 小室浅間神社おむろせんげんじんじや 山梨県:富士吉田市下吉田小室浅間神社[現在地名]富士吉田市下吉田下吉田(しもよしだ)の北部にあり、剣(けん)丸尾を背にして鎮座する。社頭を桂川支流宮(みや)川が北西に流れる。祭神は木花開耶姫命。明治初年までは下宮浅間(しもみやせんげん)明神(甲斐国志)、富士下宮浅間宮(社記)などと称した。なお慶応四年(一八六八)八月付の富士山下宮社地取調書上帳では祭神として犬飼大明神・愛鷹大権現などを記している。旧郷社。天文年中(一五三二―五五)と宝永三年(一七〇六)の二度雷火で焼失したため(甲斐国志)、史料などは伝わらない。江戸時代には下吉田村の産土神。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by