日本歴史地名大系 「小島神社」の解説 小島神社こじまじんじや 奈良県:高市郡高取町子嶋村・下子嶋村小島神社[現在地名]高取町大字下子島小字六田下子島(しもこしま)集落西方に鎮座。旧郷社。「三代実録」元慶五年(八八一)一一月一四日条に「授(中略)大和国正六位上子嶋神従五位下」とみえる子嶋(こじま)神社とされ、天押雲根(あまのおしくもね)命・天児屋根(あめのこやね)命・武甕槌(たけみかづち)命・経津主(ふつぬし)命・比(ひめ)大神を祀る。「元亨釈書」吉野山報恩伝に、天平宝字四年(七六〇)三月、僧報恩が高市(たかいち)郡子嶋神祠のほとりに伽藍を建立、子嶋寺と号したことがみえ、「子嶋山観覚寺縁起」「子嶋山寺建立縁起大師伝」「本朝高僧伝」などにも同様の記事がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by