小川セイ(読み)オガワ セイ

20世紀日本人名事典 「小川セイ」の解説

小川 セイ
オガワ セイ

明治〜昭和期の人形師



生年
明治9年7月10日(1876年)

没年
昭和41(1966)年4月16日

出生地
長崎県東彼杵郡竹松村(現・大村市)

旧姓(旧名)
砂原

経歴
農家に生まれ、26歳で長崎県古賀出身の小川小太郎と結婚。以来、姑に師事して古い伝統を持つ古賀の土人形の製作をはじめた。手先が器用であったため、のちには名人と謳われるようになり、昭和30年ごろには折からの人形ブームで多くのファンが訪れ、サインを求められることも多くなり、そのため80歳を過ぎて毛筆手習いをはじめた。その技芸次男が継承した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小川セイ」の解説

小川セイ おがわ-セイ

1876-1966 明治-昭和時代の人形師。
明治9年7月10日生まれ。小川小太郎と結婚。農業のかたわら長崎の古賀で400年の伝統をもつ古賀の土人形を製作した。昭和41年4月16日死去。89歳。長崎県出身。旧姓は砂原。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android