小平野庄(読み)こひらののしよう

日本歴史地名大系 「小平野庄」の解説

小平野庄
こひらののしよう

八部やたべ郡の庄園で、近世奥平野おくひらの村が遺称地とも考えられる。八部郡は平安末期平氏の知行地で、平清盛は仁安三年(一一六八)頃、隠居のための別荘を「摂州平野之勝地」(治承四年二月二〇日「太政官符案」内閣文庫蔵摂津国古文書)に設けている。小平野庄は建仁二年(一二〇二)二月一四日の輪田庄庄官源能信等申状(九条家文書)にみえ、応保二年(一一六二)平清盛が安芸前司藤原能盛を使いとして知行地である八部一郡を検注した後、小平野など四ヵ庄が輪田わだ庄三一町を押領したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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