小弁当(読み)こべんとう

精選版 日本国語大辞典 「小弁当」の意味・読み・例文・類語

こ‐べんとう‥ベンタウ【小弁当】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こ」は接頭語 )
  2. 入れ物の小さな弁当
    1. [初出の実例]「夫婦連にて養子見立る〈肱枕〉 小利口な小女郎が持つ小辨当〈黄雀〉」(出典:俳諧・鵲尾冠(1717))
  3. ( 弁当が携帯に便利なところから転じて ) 小利口、小器用なこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「利根をよそにあづけたる亭主、なまじひに小便当(こべんたう)にて、つかふ者のあまたあれども」(出典咄本醒睡笑(1628)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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