小林晴治郎(読み)コバヤシ ハルジロウ

20世紀日本人名事典 「小林晴治郎」の解説

小林 晴治郎
コバヤシ ハルジロウ

明治〜昭和期の寄生虫学者



生年
明治17(1884)年3月3日

没年
昭和44(1969)年10月6日

出生地
岡山県

学歴〔年〕
東京帝大理科大学動物学科選科〔明治42年〕卒

学位〔年〕
理学博士

主な受賞名〔年〕
浅川記念奨学賞〔明治44年〕「肝吸虫の人体侵入に関する経路研究」,保健文化賞〔昭和28年〕

経歴
明治45年伝染病研究所技手、大正3年北里研究所助手、8年京城医学専門学校教授、15年京城帝大教授兼任、昭和4年寄生虫学担当専任。20年引き揚げ、23年京都府立医科大学講師、医動物学教室主宰。45年肝吸虫の第2中間宿主として12種の鯉科淡水魚を発見。他に肺吸虫ネズミ吸虫類の中間宿主などについて広く研究した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小林晴治郎」の解説

小林晴治郎 こばやし-はるじろう

1884-1969 明治-昭和時代の寄生虫学者。
明治17年3月3日生まれ。伝染病研究所技手,京城医専教授などをへて,大正15年京城帝大教授。吸虫類,とくに肝吸虫,肺吸虫の研究で知られ,肝吸虫第2中間宿主として12種のコイ科淡水魚を発見した。昭和44年10月6日死去。85歳。岡山県出身。東京帝大卒。著作に「日本住血吸虫病予防」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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