小林虎三郎(読み)こばやし とらさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小林虎三郎」の解説

小林虎三郎 こばやし-とらさぶろう

1828-1877 江戸後期-明治時代の武士,教育者。
文政11年生まれ。越後(えちご)(新潟県)長岡藩士。江戸で佐久間象山にまなぶ。ペリー来航に際し,象山とともに横浜開港をとなえ,とがめをうけ帰郷。維新後長岡藩大参事となり,長岡の復興,教育振興につくした。支藩からおくられた米100俵を学校創立の資金にかえたエピソードで有名。明治10年8月24日死去。50歳。名は虎。字(あざな)は炳文。号は寒翠,病翁(へいおう)。著作に「小学国史」「興学私議」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android