小機(読み)ショウキ

デジタル大辞泉 「小機」の意味・読み・例文・類語

しょう‐き〔セウ‐〕【小機/少機】

仏語小乗の教えしか理解できない劣った資質。また、その者。声聞しょうもん縁覚えんがくの類。⇔大機だいき

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精選版 日本国語大辞典 「小機」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きセウ‥【小機・少機】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。小乗の教えを信ずる素質。また、その人。声聞(しょうもん)縁覚(えんがく)の類。
    1. [初出の実例]「内合如来見衆生唯有少機。起慈悲心」(出典法華義疏(7C前)三)
    2. 「小機のためには小法をとき」(出典:十善法語(1775)一二)

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世界大百科事典(旧版)内の小機の言及

【高機】より

…さらに複雑な紋様は,これに空引(そらびき)装置をつけ,複数の人で操作したが,この織機は空引機(そらびきばた)と呼ばれる。中国では空引装置のない高機を小機(こばた)と呼んだ。高機は5~6世紀ころ中国から日本に伝わり,もっぱら朝廷の支配下で絹用の織機として使用された。…

※「小機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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