日本歴史地名大系 「小清水村」の解説 小清水村こしみずむら 北海道:網走支庁小清水町小清水村大正八年(一九一九)から昭和一八年(一九四三)まで存続した斜里(しやり)郡の二級町村。同郡斜里村大字蒼瑁村(あおしゆないむら)と大字止別村(やんべつむら)の一部が大正八年四月一日に分離して成立。小清水の名は止別川支流ポン止別(やんべつ)川近くにあった清冷な湧水にちなむとされる。同年一二月末日の戸口は一千二七三戸・五千七四〇人(男三千一三九・女二千六〇一)、うち本籍四二八戸・二千三八七人、寄留八四三戸・三千三四九人、アイヌ二戸・四人だったが(小清水町史)、同九年実施の国勢調査では一千五一〇戸・六千六六〇人(男三千五七〇・女三千九〇)を数えた。 小清水村こしみずむら 北海道:網走支庁小清水町小清水村昭和一八年(一九四三)から同二八年まで存続した斜里(しやり)郡の自治体。同一八年四月大字止別村(やんべつむら)の一部(神威(かむい)・札鶴(さつつる)・上札鶴)を上斜里村(現清里町)として分村した。その戸口は一千二三七戸・七千三五九人(小清水町史)。同二六年大字が廃止され、止別・旭(あさひ)・東野(ひがしの)・北斗(ほくと)・中里(なかさと)・萱野(かやの)・泉(いずみ)・水上(みずかみ)・浜小清水(はまこしみず)・倉栄(そうえい)・美和(みわ)・小清水・共和(きようわ)・上徳(かみとく)・神浦(かみうら)の一五字とした。第二次世界大戦中は小清水神社の北方に旧日本海軍の小清水飛行場が約一年の工期で建設され、昭和二〇年に完成した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by