日本歴史地名大系 「小清水町」の解説 小清水町こしみずちよう 北海道:網走支庁小清水町面積:二八七・〇四平方キロ昭和二八年(一九五三)一〇月、小清水村が町制を施行して成立した自治体。網走支庁東部、斜里(しやり)郡の西部に位置し、南は藻琴(もこと)山から野上(のがみ)峠に連なる山岳地帯で釧路支庁川上(かわかみ)郡弟子屈(てしかが)町と接し、北に向かった丘陵地帯を形成。西は藻琴山から北方山麓部までは網走郡東藻琴村、そこからさらに北のオホーツク海岸までの平野部は浦士別(うらしべつ)川を境に網走市、東は止別(やんべつ)川と斜里川水系札鶴(さつつる)川との間で斜里郡清里(きよさと)町、海岸近くの平野部で同郡斜里町に接する。北にオホーツク海を望む。町の中央を止別川が流れ、中流部ポン止別(やんべつ)川との合流点南方に中心市街地が形成されている。北端の海岸とその南に隣接する濤沸(とうふつ)湖は網走国定公園に指定され、オホーツク海との間に広がる砂丘の草原は小清水原生花園として知られ、道指定の名勝小清水海岸となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小清水町」の意味・わかりやすい解説 小清水〔町〕こしみず 北海道東部,オホーツク海にのぞむ町。 1953年町制。コムギ,テンサイ,ジャガイモ,ニンジンなどの主産地で,酪農も行われる。オホーツク海岸に網走国定公園の代表的観光地の一つ,北浜原生花園がある。南部に屈斜路湖を一望できる藻琴 (もこと) 山 (1000m) の景勝地があり,一帯は阿寒国立公園に属する。面積 286.89km2。人口 4623(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by