小熊毛村(読み)こくまげむら

日本歴史地名大系 「小熊毛村」の解説

小熊毛村
こくまげむら

[現在地名]国見町小熊毛

岐部きべ村の東、小熊毛川の流域にある。北は瀬戸内海に面し、東は大熊毛おおくまげ村。古くは大熊毛村と合せて熊毛と称していたと思われる。天正三年(一五七五)頃の二月二六日の竹田津源助宛大友義統感状(竹田津文書)に「熊毛浦」とみえ、同浦に侵入した賊船と懸合い討果した竹田津源助の軍功を賞している。小倉藩元和人畜改帳では蔵納分と小谷又右衛門尉知行分とに分筆され、蔵納分には加子分との注記があり、高六〇石余、家数八、うち百姓本屋三、隠居・牛屋ともに五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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