小牛田宿(読み)こごたしゆく

日本歴史地名大系 「小牛田宿」の解説

小牛田宿
こごたしゆく

[現在地名]小牛田町南小牛田

涌谷わくや(涌谷町)石巻いしのまきと古川、三本木さんぼんぎ(現志田郡三本木町)を結ぶ道が通る。小牛田町とも称される。二町一二間の本町と、一町二二間の新町からなる。里数は志田郡古川へ二里一四町二四間、涌谷へ一里三〇町一四間、中埣なかぞねへ一里一二町五八間、志田郡松山まつやま(現松山町)へ一里二四町二九間、栗原郡荒谷あらや(現古川市)へ二里一五町五〇間(南小牛田村安永風土記)。涌谷からの賃銭は本荷四六文・軽尻三〇文・賃夫二三文(馬場谷地村安永風土記)。寛文二年(一六六二)には買米蔵が建てられた。宝永七年(一七一〇)願書(門田彦次郎家文書)によれば米穀問屋の門田平右衛門は伊達安芸の米穀を扱い、当地から船を使って石巻へ輸送していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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