日本歴史地名大系 「小牧町」の解説 小牧町こまきちよう 愛知県:名古屋市東区小牧町[現在地名]東区泉(いずみ)一丁目京町(きようまち)筋、石(こく)町の東、鍋屋(なべや)町の西、竪杉(たてすぎ)ノ町筋と善光寺(ぜんこうじ)筋との間をいう(尾張志、府城志)。五条(ごじよう)町で緩やかな坂を上った京町筋は、五条町の東部で台地に別れを告げ、なだらかな斜面を下る。慶長一六年(一六一一)清須(きよす)(現西春日井郡清洲町)の小牧町を移した。名古屋移動後は鍛冶屋(かじや)町筋の下小牧(しもこまき)町すなわち吉田(よしだ)町とまぎらわしいので、山口小牧(やまぐちこまき)町と称した。しかしのち山口の二字を省いた(金鱗九十九之塵)。氏神は那古野(なごや)神社。東端は善光寺筋の西裏であり、善光寺の向い側は浅野与次右衛門の武家屋敷であったが、元禄七年(一六九四)四月、家数三三軒の町屋に開発された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by