デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小田富弥」の解説 小田富弥 おだ-とみや 1895-1990 大正-昭和時代の挿絵画家。明治28年7月5日生まれ。北野恒富(つねとみ)に日本画をまなび,大正末期より挿絵界にはいる。時代小説,とくに股旅(またたび)もので活躍し,岩田専太郎とならぶ人気画家となる。挿絵に情熱をうしない,戦後は紙芝居などを製作。平成2年1月13日死去。94歳。岡山県出身。本名は大西一太郎。代表作に林不忘(ふぼう)「新版大岡政談」,吉川英治「女人曼陀羅(まんだら)」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例