20世紀日本人名事典 「小田富弥」の解説 小田 富弥オダ トミヤ 大正・昭和期の挿絵画家 生年明治28(1895)年5月4日 没年平成2(1990)年1月13日 出生地大阪府 出身地岡山県 本名大西 一太郎 経歴北野恒富に美人画を師事。大正末期より挿絵を手掛け、日本画から挿画に転じ、大仏次郎「照る日くもる日」、子母沢寛「弥太郎笠」のほか、直木三十五などを担当。股旅ものの挿絵では第一人者と呼ばれ、岩田専太郎とならぶ人気画家だった。戦後は紙芝居などを製作した。他の挿絵担当作品に林不忘「新版大岡政談」、吉川英治「女人曼陀羅」。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小田富弥」の解説 小田富弥 おだ-とみや 1895-1990 大正-昭和時代の挿絵画家。明治28年7月5日生まれ。北野恒富(つねとみ)に日本画をまなび,大正末期より挿絵界にはいる。時代小説,とくに股旅(またたび)もので活躍し,岩田専太郎とならぶ人気画家となる。挿絵に情熱をうしない,戦後は紙芝居などを製作。平成2年1月13日死去。94歳。岡山県出身。本名は大西一太郎。代表作に林不忘(ふぼう)「新版大岡政談」,吉川英治「女人曼陀羅(まんだら)」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例