小直村（読み）おただむら

日本歴史地名大系

小直村
おただむら

• 島根県：鹿足郡
• 日原町
• 小直村

[現在地名]日原町滝元（たきもと）

木口（このくち）村の南、津和野川の上流にある。津和野奥筋往還は津和野川に沿って、越原（おつぱら）村から当地を通って木口村へ向かう。集落は小直と対岸の小芝にある。慶長七年（一六〇二）の検地高二二〇石余（「亀井家領郷村高帳」日原町史）。寛永一四年（一六三七）の高二五四石余、田一六町九反・畑一六町三反余（「検地帳」同書）。明治四年（一八七一）の総高二七一石余・反別三五町三反余、家数四三（卒一・本百姓三七・百姓下作三・寺一・盲僧一）・人数二一五、牛三三・馬二、八幡宮、米蔵一、御立山一（中ノ谷）、鉄砲一八、紙漉舟三三・高瀬船一（万手鑑）。明治八年越原村・倉地（くらじ）村・木頃（このころ）村と合併して滝元村となる。村鎮守の八頭山（はつとうざん）八幡宮は明治末期に倉地八幡宮へ合併された。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」