小糠三合あったら入り婿すな(読み)こぬかさんごうあったらいりむこすな

ことわざを知る辞典の解説

小糠三合あったら入り婿すな

たとえ小糠三合でも、持っているのなら婿入りはするな。入り婿の気苦労はたいへんなものだから、よくよくのことがないかぎり婿になど行くべきではない。

[使用例] 貧書生の自分が、この先、社会にのしてゆくためには、福沢家の名声と信用がどれだけ役に立つかわからない。それを考えて、小糠三合持ったらゆくなとたとえにある婿養子の口を承知したのだ[杉本苑子*マダム貞奴|1975]

[解説] 小糠は精米の際に生ずる粉末で、糠漬けや洗顔料などに用いられましたが、三合ではさほどの役には立ちません。ほとんど価値のない余り物と対比させ、入り婿の気苦労の大変さを示したもの。

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