小糠(読み)コヌカ

デジタル大辞泉 「小糠」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぬか【小×糠/粉×糠】

玄米を精白するとき、その表皮が細かく砕けてできる粉。ぬか。
[類語]米糠

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精選版 日本国語大辞典 「小糠」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぬか【小糠・粉糠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「こ」は接頭語 ) 玄米などの穀類を精白するときに、果皮や胚芽(はいが)などが細かく砕けて生ずる粉末。ぬかみそ漬けや飼料肥料などに用いられる。また、江戸前期から明治頃までは、布袋に入れて入浴や洗顔の際に用いた。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「ふたをあけて見給へば、めしにはあらで、こぬかをもりてすへたりける」(出典:咄本・一休咄(1668)三)
  3. こぬかむこ(小糠婿)」の略。
    1. [初出の実例]「おかさまの・手あらいにまで小糠殿」(出典:雑俳・火燵びらき(1738))

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