小草(読み)オグサ

デジタル大辞泉 「小草」の意味・読み・例文・類語

お‐ぐさ〔を‐〕【小草】

小さい草。また、草。
「われは高萱を分け―を踏みて行きしに」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小草」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぐさ【小草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ちいさい草。おぐさ。
    1. [初出の実例]「山のしろの淀のこくさをかりにきて袖濡れぬとはうらみざらなん」(出典:重之集(1004頃)百首)
  3. 植物ひめはぎ(姫萩)」の異名。〔大和本草(1709)〕

しょう‐そうセウサウ【小草】

  1. 〘 名詞 〙 小さな草。おぐさ。こぐさ。
    1. [初出の実例]「千載復為誰、微生如小草」(出典空華集(1359‐68頃)一・次韻竺心嘉木軒)

お‐ぐさを‥【小草】

  1. 〘 名詞 〙 小さい草。また、草。
    1. [初出の実例]「小草までともにそよめく月見哉〈徐刁〉」(出典:俳諧・韻塞(1697)八月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android