小薩摩(読み)コザツマ

デジタル大辞泉 「小薩摩」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざつま【小薩摩】

江戸浄瑠璃太夫、2世薩摩次郎右衛門のこと。その父、薩摩浄雲大薩摩とよんだのに対していう。
小薩摩節」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小薩摩」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざつま【小薩摩】

  1. [ 1 ] 江戸浄瑠璃の太夫である薩摩浄雲を大薩摩と呼んだのに対し、その子二世薩摩次郎右衛門をさしていう。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙こざつまぶし(小薩摩節)」の略。
    1. [初出の実例]「さかひ町のかたへ人あまたゆくほどに、あとに付て行て見れば、〈略〉大薩摩小(コ)ざつまなどとて、鼠戸をならべて太鼓を打つ」(出典仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android