小袋町(読み)こぶくろちよう

日本歴史地名大系 「小袋町」の解説

小袋町
こぶくろちよう

[現在地名]宇都宮市大通りおおどおり三―四丁目・駅前通りえきまえどおり一―二丁目

北・東・南の三方を曲流する川に囲まれ、西は上河原かみがわら町に接する半月形の町人町。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)町名がみえる。宝永七年(一七一〇)の町分掃除丁場は四番組一一九間のうち六四間を受持ち、城内草刈人足は二九人を差出す(宇都宮史)。享保四年(一七一九)の宇都宮大明神祭礼図(高橋節子蔵)によれば、二三番山車で、袋に蝶ホロを飾る。元文年間(一七三六―四一)の町方書上帳(高橋節子文書)によれば、名主は二人で、町の長さ二町二七間三尺、道幅三間、町家は東側に二九軒、西側に二八軒で、本家四二軒・小割家五五軒、町高は田方七六石余・畑方七四石余。


小袋町
こぶくろちよう

[現在地名]結城市結城 小袋町

肝煎きもいり町の南に位置する小さな町で、元禄四年(一六九一)の結城町町中間数・家数・屋敷町歩書上帳(赤荻和弥文書)によれば町中間数はわずかに三〇間。宝永五年(一七〇八)の結城町明細帳之控(田宮家文書)によると、肝煎町と小袋町とを合せて三一軒の家があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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