小袱紗(読み)こぶくさ

精選版 日本国語大辞典 「小袱紗」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぶくさ【小袱紗・古袱紗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小幅縮緬(ちりめん)または羽二重などのひとえの布で、懐中物などを包むのに用いる。
    1. [初出の実例]「源氏小服紗(コブクサ)畳紙伽羅の割売何くれと」(出典読本手摺昔木偶(1813)四)
  3. 茶の湯で、点茶の前などに、濃茶茶碗に添えたり、また、茶杓や茶入などの貴重品を扱う場合に添える布。縦横ともに一五センチメートルぐらいで緞子(どんす)などで作る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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