小西立佐

山川 日本史小辞典 改訂新版 「小西立佐」の解説

小西立佐
こにしりゅうさ

1533?~1592?

隆佐・立左とも。豊臣秀吉代官。如清・行長の父。幼名弥九郎。天正末年頃から和泉守を称す。洗礼名ジョウチン。和泉国堺の豪商。京都でキリシタンとなり,フロイスの使者として織田信長を訪問。1580年(天正8)頃から秀吉に仕え,河内・和泉両国の蔵入代官,堺政所支配,秀吉代理として肥前国長崎で南蛮船生糸を優先的に買い付けるなど財政面で活躍。文禄の役の際に名護屋で発病したため堺に帰り,京都で没した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android