小角郷(読み)こすみごう

日本歴史地名大系 「小角郷」の解説

小角郷
こすみごう

中世の上野国新田(につた)庄内の郷名。「風土記稿」中瀬(なかぜ)村の項に「当村古名ヲ小角ト称セシ由、今モ小名ニ残レリ」とあり、現深谷市中瀬に比定される。利根川右岸に位置するが、中瀬村は近世以降に武蔵国榛沢(はんざわ)郡に編入されたとみられる。元徳二年(一三三〇)四月二一日の世良田満義売券(長楽寺文書)によれば、世良田満義は上野国世良田長楽(せらだちようらく)寺(現群馬県尾島町)に寄進するという条件で、「上野国新田庄満義所領小角郷」内の畠二町一段(一年の所当一四貫文)を直銭七〇貫文で大屋(大谷)四郎入道道海に永代売渡しているが、同日この二町一段の畠の所当一四貫文を曾祖父頼氏の菩提を弔うため長楽寺に永代寄進している(「世良田満義寄進状案」同文書)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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