小野(町)(読み)おの

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小野(町)」の意味・わかりやすい解説

小野(町)
おの

福島県中東部、田村郡にある町。阿武隈高地(あぶくまこうち)の中央に位置する。9世紀の初め、陸奥守(むつのかみ)小野篁(おののたかむら)がこの地を開いたので小野郷と称したという。小野小町生誕の地との伝承もある。1955年(昭和30)小野新町(おのにいまち)と飯豊(いいとよ)、夏井(なつい)の2村が合併して成立。JR磐越(ばんえつ)東線、国道349号が通じ、磐越自動車道小野インターチェンジがある。夏井川上流の高冷地で、かつては馬産地でもあったが、現在は米、葉タバコを主作物とする。郡山(こおりやま)市やいわき市の商圏外縁にあたるので、小野新町自身が地方(じかた)町としての商圏をもつ。周辺の山地は阿武隈高原中部県立自然公園で、北部の高柴山ツツジ群生で知られ、また小町(こまち)温泉などの鉱泉もある。諏訪神社(すわじんじゃ)の翁スギ・媼スギ(じじすぎばばすぎ)は国の天然記念物。面積125.18平方キロメートル、人口9471(2020)。

[渡辺四郎]

『『小野町史』全4冊(1985~1990・小野町)』


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