小野御幸(読み)オノゴコウ

デジタル大辞泉 「小野御幸」の意味・読み・例文・類語

おの‐ごこう〔をのゴカウ〕【小野御幸】

白河院が、雪の朝に洛北小野皇太后歓子かんしを訪問した故事皇太后が、「屋内から雪見もなされまい」と、庭に席を設けたので、院はその風雅の心に感嘆したという。古今著聞集十訓抄などにみえる。雪見御幸

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精選版 日本国語大辞典 「小野御幸」の意味・読み・例文・類語

おの‐ごこうをのゴカウ【小野御幸】

  1. 白河院が、雪の降った朝、洛北の小野に皇太后歓子を訪問したという故事。従者が白河院のおいでを知らせたところ、皇太后は、「雪見によもや屋内にはおはいりになるまい」と、庭上に美しく席を設けたので、院もその風流心を賞嘆したといわれる。「今鏡」「古今著聞集」「十訓抄」などにみえる。雪見御幸。

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