洛北(読み)ラクホク

精選版 日本国語大辞典 「洛北」の意味・読み・例文・類語

らく‐ほく【洛北】

  1. 〘 名詞 〙 みやこの北。京都の北の郊外京都市街地の北部から北山までの一帯をさす。また、古くは平安京一条大路以北をいうこともあった。京都を中国洛陽になぞらえての呼称
    1. [初出の実例]「止輿洛北大原の里勝林院の寺僧いにしへより声明をよくす」(出典:京羽二重織留(1689)三)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「洛北」の意味・わかりやすい解説

洛北
らくほく

京都市の北部をさす通称。平安京の北という意で,洛南に対する。その範囲は明確ではないが,一般には北大路以北の修学院上賀茂鷹ヶ峰岩倉八瀬大原鞍馬比叡山などをさすことが多い。近郊農村から市街地化した住宅地区に変貌している。

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