小針薬師堂(読み)こばりやくしどう

日本歴史地名大系 「小針薬師堂」の解説

小針薬師堂
こばりやくしどう

[現在地名]角田市稲置 小針

字小針の丘陵上にある。かつては西方の低地水田中にあったが、水損を受けることが多かったため明治期に現在地に移されたという。勧請の時期は不明。本尊の薬師如来坐像は県指定文化財で、像高一一一・四センチ、カヤ材の寄木造。徳一大師の作と伝える(稲置村安永風土記)。胴体部は前後二材になるが、内ぐりされた胎内には、前面・背面ともに一面に墨書銘がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む