小間生村
おもうむら
[現在地名]柳田村小間生
曲流する町野川右岸にあり、北は長尾村、南は鈴ヶ嶺村。「こまう」とも発音する。川沿いが中心の上出・下出で、山手に脇ヶ谷地(脇谷内)・戸助(幸助)があり、桐畑峠から流れる支流沿いに大後(往古・大郷)の集落がある(鳳至郡誌)。下出の川沿いの常に氾濫の危険にさらされた一帯を番頭田、その上手の水害のおそれのない土地を地頭田とよぶ。地名は中世の間人によるとする説がある。元和八年(一六二二)の谷内村百万・麦生野小辻山論裁定状(麦生野区有文書)の裁定人中に「小間生村 ほしは」の名がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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