尼崎町一丁目(読み)あまがさきちよういつちようめ

日本歴史地名大系 「尼崎町一丁目」の解説

尼崎町一丁目
あまがさきちよういつちようめ

[現在地名]東区今橋いまばし三―四丁目

栴檀木せんだんのき筋を境に今橋二丁目の西にある。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数三二・役数四五役で、うち年寄分半役・会所分一役が無役。年寄は今宮屋等甫。安政三年(一八五六)には屋敷数三一・役数四五役で、年寄分・会所分各一役と学問所分三役が無役(同年「水帳」大阪市立中央図書館蔵)。宗旨組合は今橋一丁目に同じ。延享版「難波丸綱目」には両替仲間で筑後三池藩蔵元・銀掛屋天王寺屋六左衛門、豊後岡藩蔵元一、伊予吉田藩蔵元・銀掛屋天王寺屋惣左衛門、関東筋問屋二・江戸積問屋一・釘口屋二が載る。「大阪両替手形便覧」には五人、「新刻浪華人物誌全」に書家北条一原・二其鶴斎、医家安芸良平、「浪花当時人名録」に書家和様ならびに御家流筒井新太郎、謡曲ならびに太夫観世に鵜野新左衛門・大西弥三郎が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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