尾ヶ崎新田(読み)おがさきしんでん

日本歴史地名大系 「尾ヶ崎新田」の解説

尾ヶ崎新田
おがさきしんでん

[現在地名]岩槻市尾ヶ崎新田

尾ヶ崎村の西、綾瀬川左岸の沖積平野に開かれた新田。開発者は尾ヶ崎村真々田家の分家真々田家(屋号七棟)の初代利左衛門と伝える(「真々田家過去帳」真々田家蔵)。真々田家は旧姓真田と称し、大坂落城後当地に土着、姓を真々田に改めたと伝える。開発時から岩槻藩領で幕末に至る。延宝八年(一六八〇)の岩付領内村名石高家数人数寄帳(吉田家文書)に村名がみえ、高一四〇石余、家数二五(本百姓九・分ケ地九・水呑七)、人数一四八、岩槻藩の地方支配は下郷しもごう筋に所属。貞享三年(一六八六)の岩槻藩領郷村高帳では本村尾ヶ崎村に含まれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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