尾崎義(読み)オザキ ヨシ

20世紀日本人名事典 「尾崎義」の解説

尾崎 義
オザキ ヨシ

昭和期の外交官,北欧文学者 東海大学文学部北欧文学科教授;元・在スウェーデン大使館一等書記官。



生年
明治36(1903)年3月8日

没年
昭和44(1969)年1月9日

出生地
東京

学歴〔年〕
ストックホルム大学〔大正14年〕卒

経歴
大正11年外務省留学生として渡欧、14年スウェーデンの日本公使館勤務、その後ドイツ勤務となった。昭和20年北欧文化協会を設立して理事長、戦後スウェーデンに一等書記官として、フィンランド参事官として赴任した。43年東海大学文学部北欧文学科教授となり同学科長を務めた。著書に「フィンランド語四週間」「スウェーデン語四週間」があり、翻訳書にラーゲルクビト「バラバ」、ウィルマン日本旅行記」、ストリンドベリ「激動時代」、リンドグレン「名探偵カッレ君」「さすらいの孤児ラスムス」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「尾崎義」の解説

尾崎義 おざき-よし

1903-1969 昭和時代の外交官,北欧文学者。
明治36年3月8日生まれ。大正14年外交官となりスウェーデン,ドイツに勤務。昭和20年北欧文化協会を設立,理事長をつとめる。フィンランド語,スウェーデン語の語学書のほか,翻訳もおおい。43年東海大教授。昭和44年1月9日死去。65歳。東京出身。ストックホルム大卒。訳書に「バラバ」「日本旅行記」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android