参事官(読み)サンジカン

デジタル大辞泉 「参事官」の意味・読み・例文・類語

さんじ‐かん〔‐クワン〕【参事官】

内閣官房法制局各省庁などで、その部局の所掌事務に参画し、重要事項の総括整理や立案などを行う、課長級の職員。→審議官
[類語]長官次官政務官事務次官事務官技官

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精選版 日本国語大辞典 「参事官」の意味・読み・例文・類語

さんじ‐かん‥クヮン【参事官】

  1. 〘 名詞 〙 内閣官房、内閣法制局人事院会計検査院をはじめ各省各庁で、その部局の事務に参画し、または総合調整を必要とする重要事項を総括整理する職員。
    1. [初出の実例]「各省に左の職員を置く 次官 局長 参事官 秘書官 書記官 属」(出典:各省官制通則(明治二六年)(1893)一四条)

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世界大百科事典(旧版)内の参事官の言及

【外交】より

…外交会議では関係国間の合意による意思表示となり,条約の一種にもなる。 参事官counsellor大使館における首席書記官を指し,使節団長のいない場合,大使または公使に代わって代理役を務める。 親書autograph letter一国の元首から他国の元首にあてられた署名入りの手紙。…

【外交官】より

…一般には,外交使節(大使公使)とそのおもな随員をさすが,法令では,外務公務員のうち,主として外交事務に携わる一般職の職員(参事官,一等書記官,二等書記官,三等書記官および外交官補の名称を用いることのできる者)をさす。外交官に関し,イギリスの外交官ウォットンHenry Wotton(1568‐1639)は〈彼の国のために外国に噓をつくために派遣される正直な人間〉と表現し,フランスの外交官カリエールFrançois de Callières(1645‐1717。…

※「参事官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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